円盤を投げた後の動きのことをリバースと言います。

このリバースには投げた直後にターンの回転を抑えるようにするノーリバースという方法とその場で回転しながら徐々に回転スピードを落としていくリバースという方法があります。

これらのリバースには、それぞれ向いている選手があります。

ここでは、リバースの方法とリバースに向いている選手についてお話ししたいと思います。


1.リバースの方法

リバースは次のような方法で回転力をいなしていくことになります。

1.リリース前まではノーリバースと同じ。
2.リリースは、ノーリバースで言うと最後のステップの左足をつける前のタイミングでリリースをする。
3.そのまま右足を軸に回転をしながら回転力をいなしていく。

2の行程では。リリース前についた右足はつま先だけであったりジャンプしながらであったりします。(「タンタタン」というステップの「タ」の部分)

つま先だけなのは、その方がバランスもとりやすく回転をしやすいからだと思います。ジャンプした場合ですと、つま先で着地して3の行程に移ります。

3では、たいていの選手は右足でジャンプをしながら回転して速度を落としています。

ペタペタと地面につく足裏の面積を増やしていくようなイメージです。回転の運動エネルギーをジャンプや地面との摩擦で落としていくようにしましょう。

残念ながらリバースの方法についての記述はとても少なく、練習では実際にリバースで投げている選手を参考にしながら練習することをお薦めします。





2.リバースに向いている選手

ノーリバースには、手が長く、柔軟性がある選手が向いていると言われています。ターンの回転を抑えるブロックの時にこれらのファクターが重要な役割を持っているからです。

それでは、リバースに向いている選手とはどういった選手でしょうか。

ノーリバースではブロックのために体幹の筋力を激しく使いますが、それに比べるとリバースはそこまで使わない印象があります。

その変わり、リバースを上手く行っている選手は、共通してターンの時の軸がとても安定しています。ですから、リリースの後もバランスを崩さずに済むのです。

また、低い姿勢からリリース時の高い姿勢に移行する時の下半身の筋力が優れている選手が多いように感じられます。


3.まとめ

ここでは円盤投げのリバースの方法と向いている選手についてお話をしました。

現在の円盤投げでは、円盤により推進力を与えることが出来るという理由で円盤投げ強豪国のドイツ等ではノーリバースが主流となっているようです。

自分に合ったフォームをとることが大事だという観点から言いますと、リバースがノーリバースに劣っているということはありません。

事実、世界記録を30年以上前に打ち立てたユルゲン・シュルト選手などは、その大会ではリバースで投擲をしていました。

円盤投げには基本的なフォームはありますが、万人に共通する理想的なフォームはありません。

自分に合ったフォームを模索しなければならない競技であるからこそ、円盤投げは誰にでも上達できる競技なのだと言えます。