円盤投げで重要な筋肉とはどの筋肉かご存知でしょうか。

円盤投げをはじめて間もない方やまだ円盤を投げたことがないという方は腕や肩の筋肉だと思われるかもしれません。

ですが、本当に必要な筋肉は実は下半身の筋肉と腹筋や背筋などの体幹の筋肉になります。

ここではなぜ体幹の筋肉が必要なのか、効果的なトレーニングはどのようなものなのかをお話したいと思います。


1.腹筋が必要な理由

腹筋などの体幹の筋肉が必要な理由は円盤投げの投げ方にあります。

円盤投げでは遠心力を利用して投げます。

遠心力は
F = mrω^2
(F:遠心力、m:質量、r:回転の中心から物質までの距離、ω:回転スピード)
という式で表されます。

円盤の重さと回転の中心から物質までの距離と回転速度の2乗を掛け算することから、回転軸から円盤を出来るだけ話した状態にして素早く回転することが重要であるということが分かると思います。

肩を支点にして投げた場合、回転軸から円盤までの距離は腕の長さだけになってしまいます。一方、体の軸を支点にして投げた場合、その距離の分円盤に加わる遠心力は大きくなります。

そして、もう一点。

円盤を手放すときの動作のことをリリースまたは振り切りというのですが、上半身を捻った低い姿勢から一気に体を起こし、姿勢を高くすると共に捻りの力を使って前方に円盤を投げる形になります。

このリリースの時に重要なのが円盤を持っていない左手で半身を引き寄せるようにするということです。

これを上手く行うには体幹の筋肉が不可欠です。

腹筋や背筋はリリースのときの支点としても重要な役割を持っていますが、ターンを回るようになると、更に重要な役割に気づくのではないかと思います。

それがバランスです。

ターンをして投げるときに体幹が弱ければ円盤に振り回される形になり、思ったように投げられません。

ですから、円盤投げ選手には腹筋や背筋といった体幹の筋肉が必要とされるのです。





2.腹筋の効率の良い鍛え方

腹筋の効果的なトレーニングについてお話します。

腹筋を鍛えるには、クランチやレイズ、プランクなどの基礎トレーニングが適しています。

基礎トレーニングはウエイトトレーニングよりも腹筋を鍛えるメニューが豊富ですし、特別な機材もいらないので毎日継続してトレーニングしやすいからです。

また、メディシンボールを用いたトレーニングは体幹を鍛えると同時に下半身も鍛えることができますので円盤投げ選手には正にうってつけの筋トレになります。

詳しいトレーニング方法は、基礎トレーニングにつきましては『円盤投げ初心者におすすめの筋トレメニュー』を、メディシンボールを用いたトレーニングにつきましては『メディシンボールを用いた円盤投げのトレーニング』をご覧ください。

『雨の日でもできる円盤投げが上達する練習メニュー』の記事にはトレーニングの具体的なセット例が載っておりますので、合わせてご参考になさってください。

また、基礎トレーニングに負荷をかけたい場合も、メディシンボールは大変有用です。プランクをメディシンボールの上で行ったり腹筋時にメディシンボールを抱えたりするだけでかなりの負荷をかけることが出来ます。


3.まとめ/h3>
ここでは、円盤投げになぜ腹筋や背筋などの体幹の筋肉が必要なのかの理由とトレーニング方法についてお話ししました。

スタンディングスローでも上体の捻りや体を起こすという部分で重要になりますが、それ以上にターンを回るようになった時のバランスという面で、体幹の筋力は活躍します。

円盤投げのターンが上達してくると、ターンを速くしていくトレーニングをすることになると思いますが、その時に速く回転しようと思うとその分円盤がずっしり重くなって引っ張られるのを感じられると思います。

体幹の筋力が弱い場合はそのまま転倒しかねませんので、日々トレーニングをして強い体幹を手に入れましょう。