「陸上競技をしているけれど、円盤投げを勧められた」
「円盤投げをしてみたいけど、いまひとつ決心がつかない」
という方はいらっしゃいませんか。

円盤投げ経験者の私から言わせてもらいますと、円盤投げ程魅力的な陸上競技はそれほどないと思います。

円盤投げに魅力を感じる理由は人によって様々だと思いますが、ここでは3つに絞ってお伝えしたいと思います。


円盤投げの魅力


1.競技の美しさ

円盤投げは投擲種目であまり目立たないイメージかもしれません。ですが、円盤投げをしているところを実際に見ると、そのイメージは覆ることでしょう。

流れるようなターンの華麗なステップや一直線に数十mも飛んでいく円盤の清々しさ・・・。円盤投げをしている選手にはこういった点に魅了される人も多いです。

円盤投げではターンやリリースなど、一つ一つの動作において科学的に計算しつくされた動きをしています。

その動きを理解しながらトレーニングすることはとても楽しいですし、上達にもつながります。


2.誰でも出来る

円盤投げは、筋力があれば投げられるというわけではありません。

もちろん筋力も必要になりますが、最低限の技術さえあれば誰でも数日でスタンディングスローは出来るようになります。

その上、最初のうちは頑張った成果が目に見えて感じやすいのも特徴です。

実際、高校の体育の授業で数回円盤投げをしたことがあるのですが、数時間目でスタンディングスローを行いましたが、安定はしていないもののほとんどの人は円盤を上手く投げられていました。

「円盤投げがこんなに面白いと思わなかった」
という声も沢山聞きましたね。

もちろん、円盤投げも上達しようと思うと筋力トレーニングや技術的なトレーニングなど、たくさんの努力が必要となります。




一定まで上達してきますと、上達の度合いは緩やかになってきます。

ですが、トレーニングをしていくことで誰でも円盤投げは上達できます。

そう、『誰でも』です。

円盤投げ選手は一般的には「腕の長い選手が有利」という話を聞きます。これは円盤投げが遠心力を利用して投げる競技だからですが、背が低い選手でもスピードや筋力で十分な記録を残すことは可能です。

私の高校の先輩になりますが、インターハイに出場した小柄な円盤投げ選手がいました。その先輩は技術が他の選手よりもずば抜けていて、リーチの足りない分をスピードと筋力でカバーして投げていました。

手の長い方は確かに円盤投げに向いていると思いますが、小柄な選手にも戦い方があるのが円盤投げなのだということは覚えていてください。


3.競技人口が少ない

円盤投げの競技人口は他の競技に比べて少ないため、大きな大会に出やすいです。

高校生ですと、円盤投げをしている選手は大体100m走の選手の半分から2/3くらいになるかと思います。

ですから、県大会から地区大会、地区大会からインターハイまで他の種目よりも狙いやすくなるという点も魅力の一つです。

また、競技人口が少ないからか、私は競技場でのサークルを使った練習や大会で選手同士ギスギスしたことは一度もありません。

すぐに自分が投擲をする番が回ってきますし、待っている間もターンの確認をしたりほかの選手の投擲を見たりすることになります。

また、投擲前の注意の呼びかけ(「円盤行きます」「はい」)といったコミュニケーションもあるためか、円盤投げ選手同士はギスギスするどころか全体的にアドバイスや情報を交換しあうような風潮がありました。

馴れ合いではない、自分自身と戦う仲間が出来て互いに切磋琢磨するのはとても楽しかったですし、トレーニングのモチベーションになりましたね。