円盤投げをはじめてみたのは良いものの、どうやって練習をすれば良いのかお困りの方もいらっしゃるはず。

円盤投げの練習には、錬度によらず、毎日のように行った方が良いとされている基本練習があります。

ここでは、そんな基本の円盤投げの練習についてお話をしていきたいと思います。


1.円盤投げの基本練習

円盤投げを行う選手にとって、足腰は命とも呼べます。

ですから、毎日の走り込みや週2-3回程度の筋肉トレーニングは、初心者や上級者といった錬度によらずしっかりとトレーニングをしなければならない項目です。

ここでは、そういった基礎トレーニングは省略し、円盤投げ選手の技術面の基本練習を取り上げていきたいと思います。


1.ボーリング

ボーリングは、円盤投げをはじめる選手が最初に行う基本練習です。

円盤を第一関節でしっかりと支え、人差し指が最後に離れるように意識しながら転がします。

円盤の側面できれいに回りまっすぐ進むようでしたら、円盤に正しく回転がかけられている証拠です。

円盤が回転していないと、飛ばした時に軌道が安定せず記録が伸び悩んでしまいます。

特に、雨や休みなどで円盤を触っていない日の次の日などは、関節が思うように動かず上手く回転をかけられなくなっている時もありますので、念入りに確認をしてください。


2.投げ上げ

ボーリングと同じように円盤を持ち、その場で上向きに1m位投げます。

ぶれずに落ちてきたら回転が上手くかかっている証拠です。

こちらも久しぶり円盤投げをするとなった時には中々円盤を思うように回転させられないので、円盤の感触を確かめるように行ってください。


3.スタンディングスロー

円盤に指がしっかりかかり、回転をかけられていれば、次に行いたいのはスタンディングスロー(立ち投げ)です。

スタンディングスローを行う際は、投げる前にしっかり低い姿勢になっているか、重心移動が出来ているか、肩の力だけで投げていないかを確認してください。

まだまだ円盤に慣れていない初心者の方に多いのですが、円盤が明後日の方向に飛んでいくことがあります。

こういう時はリリースの時のタイミングや角度がずれている可能性がありますので、何度も投げて確認をしましょう。

もしも、スタンディングスローの際に円盤がゆらゆらと揺れながら飛んでいくようでしたら、円盤に回転がかかっていないということになります。




上手く回転がかけられていない場合はもう一度ボーリングや投げ上げに戻って確認することをお薦めします。

スタンディングスローは、フルターンで円盤を投げるようになってもリリース時の大事な部分を切り取っての練習になりますので、出来る限り毎回の練習に加えたいところです。


4.シャフト

円盤投げのターンでバランスや重心移動を確認する際は、円盤投げ選手のお供、バーベルの柄の部分(シャフト)が役に立ちます。

シャフトを肩に担いでターンを行うことで、回転の軸とバランスを確認しましょう。

また、シャフトを飛脚のように担ぐことで、ターンやリリース時の利き手の理想的なポジションも確認できます。

回転にまだ慣れていないという場合は、地面に一本線を引き、その上を右回り、左回りと回転しながらステップを踏むという練習をお薦めします。

この練習では。ステップの足の感覚や回転軸、バランスを掴むことが出来ます。


5.ターンの確認

実際に投げる前にフォームの確認をしましょう。

タオルやメディシンボールをネットに入れたものなどを、円盤を持つ方の手に持ってターンをします。

サークルの中にいることをイメージし、なるべく実際に投げている時と同じようにターンをしましょう。

ターンに慣れないうちは重心移動やバランス、スピードに注意し、何度も同じフォームになるように心がけてください。

円盤投げが上達してきますと「もっと回転スピードを上げたい」とか、「もっと重心移動をしっかりして回転軸から離れたところで円盤を持ちたい」とか、ターンをどんどん研究するようになると思います。

そういった時にも、いきなりサークルの中に入って投げるのではなく、なるべく確認をしてから投げるようにすることで事故や怪我を減らすことが出来ます。


2.円盤投げの基本練習のまとめ

ここでは、円盤投げの基本練習をまとめました。

「たったこれだけ?」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。

たったこれだけの基本練習でも、真剣に何度も繰り返し行えば十分に上達を感じることが出来るはずです。

円盤投げに重要なのはいかに良いターンを回り、最適な角度とタイミングで安定して円盤を投げるかということです。

良いターンを回るにはどうすれば良いのか、リリースはどうすれば良いのか等を考えながら練習を行い、その都度修正をしていきましょう。

円盤投げの基本練習を何度も何度も真剣に行った選手こそが技術面で優れた選手になるのです。