スタンディングスローやハーフターン投法とどんどん円盤投げが上達してきますと、ついにフルターン投法の練習に入っていきます。

フルターン投法は、現在最も円盤の飛距離を長く飛ばせる投げ方です。

いよいよ世界記録保持者のユルゲン・シュルト選手と同じ投げ方が出来ると思うとワクワクしてきますね。

ここでは、円盤投げのフルターン投法のやり方とコツをお話ししていきます。


1.フルターン投法のやり方

フルターン投法は、ハーフターンよりも180度回転を増やした投法になります。

フルターン投法の方法は以下の通りです。

1.円盤を投げる方向に背を向ける形で立ち、肩幅よりやや広いくらいに足を開く。
2.円盤を利き手の第一関節に引っ掛けるようにして持ち、左右に振って勢いをつける。この時、円盤が左に行っている時には右足のかかとを軽く上げ、膝ごと左方向を向くようにする。反対側も同様。
3.円盤の振りが利き手側に来るときに、上半身ごと捻って円盤投げに入る。この時、円盤の位置は側面よりもやや後ろで肩から真っ直ぐ腕を伸ばした状態で持たれていることになる。姿勢は低くし、上半身は側面くらいの角度になる。
4.左足を軸に地面を思い切り蹴ってターンをする。ターンは「タンタタン」というリズムになる。
5.ターンの「タ」の部分では360度くらい回転をし、右足のつま先を地面につける。右足の方向は円盤を投げる方向とはほぼ反対方向を向くことになる。
6.ターンのステップの最後の部分の「タン」で左足をつき、上半身を起こしながら左半身で円盤を引きつけるようにして右半身を正面に向かせてリリースをする。
7.リリースの後はそのまま円盤を持っていた手を振り切る。

この一連の動きを流れるように行います。

リリースの部分ではスタンディングスローやハーフターンと同じですが、ターンの「タ」の部分では回転して足をつく角度が異なってくるため、最初は戸惑うことになるかもしれません。

ターンは繰り返し行って慣れるしかありませんので、何度もターン練習をしていきましょう。


2.フルターン投法のコツ

前述のフルターン投法に補足する形でフルターン投法のコツをお伝えしたいと思います。




2の部分では腕の振りは体の前面や左側で高く、体の側面にきたときには肩の高さになるようにします。

4の部分の「タン」では、思い切り地面がえぐれるくらいの感覚で踏み切ります。足のつま先を上手く使って回転しましょう。

4から5にかけて、気を付けることは上半身と下半身の間に捻りを作ってあげることです。円盤投げで重要と言われる捻りですが、この工程でしっかりと作ってあげることで円盤の飛距離を伸ばすことが出来ます。

4から6にかけてのステップは「タン」が大きめで、「タタン」で少し小さくなるようなイメージです。上半身は徐々に起こすようにしてください。

6のリリースの瞬間の角度は、25度から30度が理想と言われています。この角度で投げられると、円盤は35度から40度の角度で投げることが出来ますので、最も飛距離を伸ばすことが出来ます。

リリースの部分では、スタンディングスローと同様の投げ方が出来るようにしましょう。

7は、リバースの部分です。

ノーリバースの場合ですと、右手はそのまま振り抜き、左手と左足でしっかりと踏ん張ります。この時、左足の指までしっかりと使って回転を止めることを意識すると良いでしょう。

もしもふらつく場合は、最後の歩幅が狭すぎるか、体幹が弱くバランスが取れていないかになります。ファールをしないように確認をしておきましょう。

リバースで投げたい場合ですと7の行程は少し変わってきます。円盤のリリースとともに体を浮かせ、右足を軸に左足を上げたままそのままの勢いでクルクルと回って回転をゆっくりといなしていきます。


3.フルターン投法のやり方とコツのまとめ

ここではフルターン投法のやり方とコツをお話ししました。

納得のいくフルターンが出来るようになるまでにはかなり練習を積まなければならないと思いますが、フルターン投法が上達しますとスタンディングスローやハーフターンスローよりもグンと距離を伸ばすことが出来ますので頑張りましょう。

フルターン投法でのステップに気をとられてスタンディングスローやハーフターン投法の時には出来ていたリリースや重心の移動などが疎かにならないように気を付けてください。