スタンディングスローにも慣れてきますと、次はターンを回って投げる段階に入っていきます。
円盤投げはターンをすることで円盤に働く遠心力が大きくなるのでより遠くに円盤を飛ばすことが出来るのです。
ですが、
「ターンをしても中々記録が伸びない」
という方もいらっしゃるはずです。
今回はそんな方のお悩みを解決するために、いくつかの改善点を上げたいと思います。是非参考にして円盤投げの上達に役立ててくださいね。
ターンをしてもスタンディングスローと飛距離が変わらない時の改善点
せっかくのターンを回れるようになっても、飛距離が変わらなければ意味がありません。
しかし、ハーフターンやフルターンで投げてみても、
「もっと遠くに投げられるはずなのに」
とがっかりしてしまうこともあるでしょう。
こういった悩みを抱えている方の多くは、次の2点の原因に気付いていないことが多くあります。
・まだターンに慣れていない。
・リリースが上手くできていない。
出来ているはずだと思っていても、まだまだターンをはじめたばかりだと、上手くできていない可能性があります。
ターンをしても中々記録が変わらないという時には、ターン練習と意外に思うかもしれませんがスタンディングスローの練習を多めにとることをおすすめします。
正直、ハーフターンにしてもフルターンにししても、初めのうちはターンをすることで頭がいっぱいになってしまい、リリースの動きが疎かになることは多いです。
リリースに気が配れていないと感じましたら、ターン練習でターンに慣れることも大事ですが、スタンディングスローで行っていたのと同じように投げられるように意識をしてみましょう。
そのためには、円盤投げの技術練習に一工夫することをおすすめします。
まずはスタンディングスローで一度円盤を投げ、すぐにターン練習を一度行い、その後にハーフターン(フルターン)をしてみましょう。この順で繰り返し行うことで、ターンをしている時のリリースに意識が配りやすくなります。
リリースの時には、円盤を手放すときの角度や速度といったことが重要になります。リリースのポイントにつきましては『スタンディングスローのやり方とコツ | 円盤投げが上達する練習方法』に詳しく説明させていただいておりますので、確認をしてみてください。
そして、リリースの時に肩に力が入っていると、『手で投げている』という状態になります。この投げ方は、ターンをして増大した遠心力を自分の方で抑えつけていることになります。
『手で投げている』という状態がクセになっていますと中々治すのは難しいですが、メリットもありませんので改善できるように努力しましょう。
まとめ
ここでは、
「ターンをしてもスタンディングスローと記録があまり変わらない」
とお悩みの方が見直すべきポイントについてお話しました。
ターンに慣れて、スタンディングスローで出来ていたようなリリースが出来れば、円盤は自然と遠くへ飛んでいくようになります。
「新しくターンが出来るようになったのに、またスタンディングスローでリリースの確認からやり直し・・・。」
と落ち込まないでください。
そこまでの積み重ねは無になったわけではありませんので、ターンに慣れるまで根気よくトレーニングを続けていきましょう。必ず成果は出てきます。