円盤投げが上達してきて、上手く投げられるようになってくると、どんどん投げたくて仕方がなくなってくると思います。

ですが、ある程度まで距離を飛ばせるようになると、中々記録は伸びなくなってきます。

焦ることに、それは大抵の場合は記録を測ってもらえるかもらえないかの瀬戸際くらいから起こってくることもあります。

そうして中々円盤投げの上達が見えてこないと、そのままスランプに陥ってしまう選手も多いです。

ここでは、そんな記録が伸びないと悩んでいる方が見直すべきポイントについてお話したいと思います。


1.円盤投げの記録が伸びない時に見直すべきポイント

ここでは、フルターンをしているという想定でお話していきます。

もしも、下記の見直すべきポイントに当てはまるものがありましたら、スタンディングスローやハーフターンで問題の解決をしてからフルターンにも適応していくことをお薦めします。


1.体全体で投げられているか

いわゆる『肩の力だけで投げている』という状態でないかを確認しましょう。

特に、記録が計測されるかされないかといった微妙な位置にある選手は、体全体で投げられていない状態であることが多いです。そのような状態ではターンの分増加するはずの遠心力を活かすことが出来ず、スタンディングスローとハーフターンやフルターンの記録がほとんど変わらなくなってしまいます。。

肩の力は程よく抜き、腹筋や背筋を利用してしなやかに投げるよう心がけましょう。


2.円盤のリリースの角度は最適か

円盤の飛んでいく角度を確認してみましょう。

円盤が飛距離を出すのに最適とされているリリース時の角度は25度から30度、円盤が飛び始める角度は35度から40度だと言われています。

角度が高すぎれば円盤が受ける空気抵抗が大きくなりますし、低すぎると円盤は前方に推進する力を余分に残しながら地面についてしまっていることになります。


3.リリース後のブロックまでの流れができているか

リリース後の行程をリバースと言いますが、このリバースでふらつく場合はブロックがきちんと出来ていない可能性があります。

円盤を持っていない方の手と足、そして重心移動と体の軸が上手く出来ているかを確認してください。

体の軸は、寝かせた状態から、リリースの瞬間は高くのけぞるような形になります。

リリースの瞬間の円盤を持っていない方の手と足は、リバースでブロックをする役割を持っている以外にも、リリースの瞬間に円盤を持っている側の半身を引っ張って加速をさせるという役割もあります

反対側の手足を上手く使えるようになるだけで記録は変わってきますので、確認をしてみましょう。





4.適切な重心移動が出来ているか

円盤投げの肝とも言われる重心移動ですが、これが上手く出来ていれば体重の分の加速を円盤につけられる他、リリース後のリバースでのぐらつきを抑えることが出来ます。

円盤のリリース時には、体を捻るときに円盤を持っている側の足にほぼ全体重をかけ、リリースの時には反対側の足に70%~80%程度の体重が乗っている形になります。


5.円盤がフラフラと飛んでいないか

円盤が不安定にフラフラと揺れながら飛んでいる場合、円盤は空気抵抗を余計に受けることになります。

その原因はリリース時に上手く指の第一関節に円盤が上手く引っかかっていなかったり、手の使い方が悪かったり弩で円盤を回転させられていないことにあります。

円盤が素早く回転していると、円盤はジャイロ効果で安定して飛ぶことが出来ますので、飛距離を伸ばすことが出来ます。

円盤を地面に転がすボーリングや投げあげでリリース時の手の動きを確認してからスタンディングスローでも同じような手の動きが出来ているかを確認しましょう。


6.意図した方向に円盤が飛んでいるか

円盤が上手く持てていなかったり、リリースのタイミングが誤っていたり、ターンのステップに問題があったりした場合は、円盤は正面に飛ばすことは出来ません。

円盤を正しくもつようにするためには、前述のボーリングや投げあげが効果的です。

円盤は体が正面を向いた後に少しだけ(0.数秒くらい)遅れてからリリースをするというイメージです。

ターンのステップは、安定して同じ歩幅で出来るようになるまで繰り返しターン練習をしていきましょう。


7.ターンの回転スピードは適切か

ターンの回転スピードが遅い場合は、重心移動もしやすく、バランスもとりやすいです。

ですが、このターンのスピードを上げることでより円盤に加えられる力は大きくなり、飛距離は全く変わってきます。

もし今まで上げてきた問題に心当たりがないのに記録が伸びないとお悩みでしたら、リバースでのバランスが崩れない程度にそのままのフォームでターンの回転スピードを上げていきましょう。


2.まとめ

フォームの見直しについてですが、これは中々投げている最中にはわかりづらいかと思います。

そんなときは、自分のターンを撮影してみましょう。

肩に力が入っていたり、投射角度が甘かったりなど、大抵の場合は映像で見ることで記録が伸びない理由は簡単に見つけることが出来ます。

ここでお話したような事項の確認は、円盤投げが上達してきても大切になります。なぜなら、これらは円盤投げの基礎にあたる部分だからです。

円盤投げの上達を目指していくのであれば、常に自分の投げ方を注視していく必要があるのです。