円盤投げは助走のように回転して投げます。

ですが一口に回転と言っても、実はどれだけ回転するかによって3つの投法に分かれています。それが『スタンディングスロー』『ハーフターン投法』『フルターン投法』です。

自分に合った投法を練習していくことで、円盤投げは格段に上達することが出来ます。

ここでは、それぞれの投法の特徴とどのような選手に適した投法なのかをお話ししていきたいと思います。


1.スタンディングスロー

スタンディングスローはその場で投げたい方向に向いて構え、体の捻りと重心移動だけで投げる投法です。

その場に立ったままで投げるこの投法は円盤投げの基礎中の基礎ですので、初心者の方はまずこの投法から練習することになるでしょう。

円盤のリリースと振り切りだけの動作ですので、ハーフターン投法やフルターン投法の選手も練習でスタンディングスローをすることは多いです。

反対に、リリースと振り切りがしっかりと習得できるまではスタンディングスローでの投擲をお薦めします。

スタンディングスローの詳しい投げ方やコツ、注意点をまとめた記事がございますので、『スタンディングスローのやり方とコツ | 円盤投げが上達する練習方法』をご参考にしていただければと思います。


2.ハーフターン投法

ハーフターン投法では円盤を投げる方向に構えて反時計回りに1回転して投げる投法です。

スタンディングスローでリリースと振り切りが掴めたら、ターンがあるハーフターン投法に移行する選手は多いです。

この投法ではスタンディングスローよりも270度程多く回転することになりますので、円盤にはその分の加速がつき遠心力が大きくなってより記録を伸ばすことが出来ます。

ハーフターン投法は、フルターンの半分の行程で投げる投法ですので、ハーフターンでターンと重心移動が掴めるまではこの投法で投げることをお薦めします。

ハーフターン投法の詳しい投げ方やコツ、注意点は『ハーフターン投法のやり方とコツ | 円盤投げが上達する練習方法』をご覧ください。





3.フルターン投法

フルターンは円盤を投げる方向とは反対方向を向いて構え、1回転半の回転を行って投げる投法です。

フルターン投法は今までの投法の中で最も円盤が動く距離が長くなります。そのため円盤にかかる遠心力は最大になり、理論上は最も飛距離が得られる投擲方法になります。

ですが、フルターン投法は、前段階であるハーフターン投法やスタンディングスローでのポイントを抑えていなければ中々記録を伸ばすことは出来ないでしょう。

遠心力を上手く利用できないうちは、ハーフターン投法や、下手をしたらスタンディングスローの方が遠くに投げられていた、ということも多いです。

めげずにそれぞれの投法に戻って基礎を覚え直し、何度もターン練習を行ってフルターン投法の力を存分に活かせるように頑張りましょう。

フルターン投法につきましては、投げ方や練習方法などを『フルターン投法のやり方とコツ | 円盤投げが上達する練習方法』でお話していますので、ご参考にしていただければと思います。


4.自分に合った円盤投げの投法の見つけ方のまとめ

ターンの方法は3種類ありますが、大会などではほとんどの選手がフルターン投法を行います。

というのも、円盤はターンの振りが長ければ長いほど大きく加速できるので、円盤の飛距離を決めるとも言われている投擲初速度が最も速くなるのがフルターン投法だからです。

ターンによる投法につきましては、円盤投げの習熟度という観点で見ても良いかと思います。回転数を上げていくように地道にトレーニングをしていきたいですね。

投法の違いについては、ターンの方法以外にも感じていらっしゃる方もいるかと思います。世界選手権の円盤選手の競技をよく見てみると、選手によってリリースの後のフォームが違っていたり、角度が違ったり、左手の位置が異なっている点に気付くかと思います。

これらはそれぞれの円盤投げ選手のタイプで違ってきます。

どの投法が正解、というのがないのも面白いですね。

優れた選手を見て自分に合った投法を探求していくのもまた円盤投げの上達には欠かせないポイントなのです。