「飛んでいく円盤がフラフラしている」と感じたこと、または指摘されたことはありませんか。

これは、実は円盤に回転が上手くかけられていないためです。

「回転がかかっていなくても記録は伸びているから大丈夫」と思っていませんか。

円盤投げを上達させるためには円盤に回転がかかっているかどうかはとても重要なポイントになります。

ここでは、なぜ円盤に回転が必要なのか、その理由と回転を上手くかけさせられるような練習方法をお教えします。


1.円盤に回転が必要な理由

冒頭にもお伝えしましたが、円盤がフラフラしている理由は円盤が回転していないためです。

なぜ円盤に回転が必要なのでしょうか。

円盤に回転がかかっていると、円盤自体にジャイロ効果という回転する物がぐらつかなくなる力が働くようになります。

ジャイロ効果は回っているコマをイメージしてもらえばわかりやすいかと思います。コマが速く回転している時はコマ自体も軸を中心に真っ直ぐ立って安定して回っていますが、回転がゆっくりになってくると次第に軸がぶれるようになり、グラグラと揺れるようになってきます。

円盤がグラグラ揺れている不安定な状態ですとその分空気の抵抗がかかってきてしまいます。ですから円盤は回転しているのが理想なのです。

円盤に上手く手をかけられていてリリースが出来ていると、円盤は時計回りで素早く回転し、安定して飛んでいきます。

しかし、上手く円盤を持てていなかったりリリースが上手くできていなかったりすると円盤は回転せず、結果としてフラフラと飛んでいくことになります。


1.円盤に回転を加える練習方法

素早く回転している円盤の飛距離は伸びます。

「それでは速く回せばそれだけ円盤の飛距離が伸びるのか」と期待してしまうところですが、残念ながら円盤が安定する程度に回転がかかっていればそれ以上速く回しても結果は変わらないそうです。

ですから、安定して飛ばせるようになったら、円盤の回転に関してはゴールしたようなもの。

ここで円盤の回転を上手くかけられるようになるトレーニングをご紹介しますので、しっかりとトレーニングをしていきましょう。


1.ボーリング

円盤投げをはじめて行う方の多くはこのトレーニングから入ることが多いのではないでしょうか。




ボーリングは円盤投げのリリース時の手の形だけを切り取った練習メニューです。

1.指の第一関節でしっかりと支えるように円盤を持ちます。
2.ボーリングのように腕を真後ろに引き、円盤を持っている手とは反対の方の足を前に出しながら円盤を転がします。リリースの時には最後に人差し指が離れるよう、意識してください。

リリースや円盤の持ち方が上手くできていれば、円盤は側面できれいに回りまっすぐ進んでいきます。


2.投げ上げ

投げ上げも円盤投げのリリース時の手の形が意識できるトレーニングになります。

1.指の第一関節でしっかりと支えるように円盤を持ちます。
2.ボーリングのように腕を真後ろに引き、円盤を持っている手とは反対の方の足を前に出しながら円盤を上に1m程度投げます。

しっかり回転がかかっていれば、円盤は安定してぶれずに落ちてきます。


3.スタンディングスロー

手の形の確認が出来ましたら、次はスタンディングスローをしましょう。

スタンディングスローは、言わばターンのリリース時の動きだけを切り取ったものです。ボーリングや投げ上げの時の手が実際の投げでも出来るかを確認しましょう。

何度か行い、円盤がぐらついているようでしたらまたボーリングや投げ上げのメニューに戻り、手の動きを確認してください。


3.円盤の回転を安定させるコツのまとめ

回転が上手くかかっている円盤と回転がかかっていないブレブレの円盤の飛距離は全然違います。

私が円盤のリリースを上手くできていない時の話をさせていただきたいと思います。

数日間のブランクの後に久々に円盤にさわり、円盤のリリースがスムーズにいかなかったことがあるのですが、上記3つのトレーニングをするだけでその日のうちに5m程飛距離を伸ばすことが出来ました。

その記録の伸びは円盤の回転だけではないかもしれませんが、円盤に回転がかかっているかそうでないかは間違いなく重要なポイントなのだと気づかされた瞬間でした。

もし今円盤投げをしていて円盤に回転がかからず不安定なようでしたら、円盤を上手く指にかけてリリースが出来るようになるだけで記録がグンと伸びます。

円盤投げを上達したいと考えているようでしたら、円盤の回転は最初に対処すべき問題でしょうね。