円盤の持ち方や投げ方が出来るようになりましたら、早速行いたい投げの練習。それがスタンディングスローです。

スタンディングスローは日本語では立ち投げと言います。その呼び名のとおり、その場で立ったまま投げる投法のことを指します。

ここではスタンディングスローの投げ方と上達のためのコツについてお話ししたいと思います。


1.スタンディングスローのやり方

スタンディングスローは、ターンのリリース時を切り取った投げ方です。

投げ方を簡単に解説すると次のようになります。

1.円盤を利き手で持ち、足を肩幅より1.5倍ほど広く開いて立つ。
2.円盤を持つ手を左右に揺らし、振りを付ける。
3.低い姿勢で利き手側に体全体を捻る。この時、円盤は肩の高さになるようにする。
4.足、腰、上半身という順番で正面を向き、円盤をリリースする。この時の上半身は胸を張るような形になっている。円盤を手放す瞬間に左側の腕を曲げて半身をぐっと縮めてブロックをする。
5.円盤を投げきった手は止めることなく振り切る。

2の行程では、利き手側に円盤を振るときは低く、利き手と反対側の肩を過ぎるあたりで最も高い位置になるようにします。

利き手側に降るときには体側よりもやや後ろまで、体全体を使って軸を確認するように行ってください。

3の行程では、利き手側の膝を曲げ、上半身を倒します。リリースの間までの肩の位置が25度から30度になるようにします。

円盤が後ろにあるときの利き手と反対方向の足は拇子球とつま先だけがついているような形になり、利き手側の足にほとんど全ての体重が乗っている状態にしましょう。

4では、足の拇子球で回転するような形で先に下半身を正面に向けるように意識をすると良いでしょう。

利き手と反対側の足は正面を向いた瞬間に回転をブロックしてください。

リリースの瞬間の体重は7、8割くらいがこの足にかかっているようなイメージになりますので、利き手側の足はかかとが浮いている状態になります。

上半身は回転をしながら徐々に起こし、正面に向くときには胸を張っている状態にしてください。

円盤を問題なく振り切っていれば、利き手は反対側の太もも~腰の位置にバシンとぶつかるはずです。


2.スタンディングスローで注意すべき点

円盤投げの基本的な投法のスタンディングスロー。

始めたばかりのころはせっかく練習を見てもらって問題点を指摘してもらっても、多すぎて何から手を付けて良いのかわからなくなることも多々あります。

そこでスタンディングスローを行う時にセルフチェックできるポイント(コツ)をまとめました。





1.円盤の飛んでいく角度

円盤は35度から40度で飛んでいくのが飛距離を出すのに理想的な角度と言われています。この角度よりも低い場合は、投げる前にしっかり低い姿勢になっていない可能性があります。

また、円盤を後ろに引いてリリースをする時までの姿勢の角度は25度から30度が理想的とされていますので確認してください。


2.重心移動が出来ているか

前述のように、体を捻るときには利き手側の足にほぼ全体重をかけ、リリースの時には反対側の足に7、8割の体重が乗っている形になります。

重心移動が正しく出来ていると自身の体重分の力が円盤に加わるようになります。バランスを崩さないように、素早く移動をするように心がけましょう。


3.肩の力だけで投げていないか

腹筋や背筋が使えているかそうではないかでは記録が全く違ってきます。

これは、せっかくの重心移動やの遠心力といった力を利用できないためです。

肩の力を抜き、円盤を持った腕は鞭のようなイメージで振り切ってください。


4.飛んでいく円盤がフラフラしていないか

円盤が不安定に揺れながら飛んでいく場合、円盤に回転がかかっていないことが予想されます。

リリース時の手の動きを確認するために、ボーリングや投げ上げを行い、スタンディングスローでも同じように出来るように練習しましょう。


5.利き手と反対側のブロック

利き手と反対側の手足は、リリースの瞬間大変重要な役割を果たします。

利き手と反対側の足が正面よりも外側の角度を向いている場合、その分円盤に加わるはずの力が逃げて行っていると考えてください。

また、素早く利き手と反対側の腕を縮めることはリリース時の円盤の速度を速める働きがあります。

利き手側の手足にはブロックは必要ありませんので間違えないようにしましょう。


6.意図した方向に円盤が飛んでいるか

円盤が正しく持てていないケースやリリースのタイミングが誤っているケースが考えられます。

何度も繰り返し投げて感覚を掴みましょう。


3.スタンディングスローのやり方とコツのまとめ

スタンディングスローは、円盤投げの基本的な投げ方だとされています。というのも、円盤投げで最も大切なリリースの瞬間を切り取ったものだからです。

この基礎をしっかり固めてからターンの練習をすることで、円盤投げの記録は5~10m程伸びていきますので、楽しみにしていてください。

また、円盤投げの上達が顕著に出やすいのもスタンディングスローの特徴です。

青い空の下、気持ちよさそうに滑空する円盤を見ると、円盤投げがますます楽しくなること請け合いです。