初心者のための砲丸投げのグライド投法が上達する練習方法について記述します。


1.グライド投法とは?

なんといっても砲丸投げ上達の秘訣はこのグライド投法です。

投げる方向に背中を向け、サークルの先端に右足のつま先を当てます。

この時、つま先を若干内側に入れ構えます(時計でイメージするとつま先が11、かかとが5)。

次に砲丸を構えグライドへの準備をします。

これは自分の構え方、間合いをとってください。構え、間合いがとれたらグライドに入ります。

右足を軸に左足を上げていきます。左足を上げると同時に頭を下げます。

この時、横からみて自分がTの字になるような感じです。

左足を上げたら左足を下げると同時に右膝を曲げしゃがんでいきます。

どこまで下げればいいか?は基準がありませんので、自分が次の動きができる一番いいところまででいいです。

右膝を曲げ沈み込んだ時も頭と背中のT字は意識しておいてください。

この時軸足の右の母子球に重心をとってください。

構えの動作の時にサークルの先端50cm~1mあたりのポイントを自分なりに作ってください。

タータンに滑り止めのタンマグで印ししてもいいと思います。沈み込んだ体を後方に移動させます。

重要なグライドです。重心を後方に移動させながら左足を伸ばし、後方に動いていきます。

グライドは重心の移動と左足の伸ばした勢いで進みます。

左足の伸ばす方向は、時計に例えると5の方向で、構えた右足のかかとと同じ方向が好ましいです。

このグライドをした時に、全然進まない場合は重心移動ができていないのが理由の一つに挙げられます。

右足の母子球にあった重心を後ろに持っていくと、自然とつま先が上がってくると思います。

そのままでは倒れてしまいますので、その重心の移動を利用しつつ左足を振り子のような感じで後方に伸ばしていきます。

ここまでの動きでの注意は視線(目線)を構えで作ったポイントに置きます。

この2点は常に意識してください。

重心移動と左足の伸ばしで後方に移動し、パワーポジションを作ります。

(立ち投げの形)左足を伸ばし移動し、右足→左足と着くと思います。

ここで一番重要なポイントが出てきます。それは、右足の位置です。

重心移動と左足の伸ばしで後方に進むと同時に、右足の引き付けが重要となります。

これができていないと足を使って投げることができませんので、高さも出ないし飛距離も伸びません。




右足のポイントは構えた時の胸の下です。パワーポジション(立ち投げ)の構えですが、砲丸を持たずに下記をやってみてください。

肩幅か肩幅より少し広めに足を開き立ちます。手は砲丸を構える形にしておいてください。

右足に全体十を乗せ、重心は母子球に置いてください。母子球に重心をおき全体十を乗せたら沈み込んでいきます。

右膝をまげ沈み込んだら、右に体を曲げ頭を下げてください。頭は背中と水平に、例のTの字です。

以上が砲丸投げのグライド投法のあらすじと着目すべき点です。


2.グライド投法の構え方

グライド投法の構え方ですが、上体を倒してから始める方法と上体を起こしたまま始める方法があります(上体の倒し方も色々あります)。

パワーポジションの作り方を参考にして砲丸を右柱に置いて後ろ向きになりしゃがみ込みます。

背中は軽く猫背にして右膝を曲げ重心を下げます。体重は右足の前部分にかけておきます。

左手は頭の上方に上げたままで「大きなバランスボールの上に上半身を乗っける」ようなイメージで構えます。

左足を後方に軽く上げ、つま先が右足踝付近にくるように引き付けます。

左足つま先は若干左方向に開いて引き付けます。左足の上げと引き付けは「1・2」のリズムです。

体重を右足の前部分から踵に移動させる。目線を変えず姿勢はキープしておきます。

左足は「左膝を地面に落とす」ようなイメージで垂直に下げます。

バランスが崩れて腰が後方へ移動しそうになる瞬間に、股関節を開き左足を投擲方向に開きます。

左足はタイヤを押すように足裏全体で後方に押します。

「右腰前(足の付け根)に挟んだテニスボールをつぶす感じ」で上体は押さえておきます。

右足は地面を蹴るがあまり強く蹴らないことです。

自然な動きであれば右足はつま先が上がって踵が最後に残る形になります。

右足が地面から離れたら一瞬で重心の真下に引き込みます。

右足はパワーポジションで置く位置につま先を45度投擲方向に向けて着地させます。

右足は足の裏全体でフラットに着地させ、地面反力を得ます。

右足着地に続いて左足を着地させ、重心を右から左に移動させます。

左足はパワーポジションで置く位置に踵から接地し、つま先を45度投擲方向に向けて着地させます。

リズムは、右・右・左で「スー、パン、パン!」のイメージです。

左足着地と同時に左手を上げ、右足で地面を押し投げが始まります。

砲丸投げの初心者は特に、グライド投法をマスターしてください。そうすれば必ず上達します。