初心者のための砲丸投げが上達する基本的な練習方法について記述します。
1.記録を伸ばす基本とは?
力技のイメージが強い砲丸投げですが、実際には投げ方のコツをつかめるかどうかによって記録が大きく変わります。
そのため、技術面についてもしっかりトレーニングをしておくことが求められる競技であり、力任せにしているだけでは限界があります。
重さをはじき返すだけの筋力が必要であるのはもちろん、上手に体のバネを活かす投げ方を身に付ける必要があります。
無駄に力が逃げてしまっている状態では、砲丸投げで良い結果を出すのは困難です。
トレーニングの方法としては、実践的な方法を取り入れる練習と、一部の動作のフォームの微調整を行うテクニック面のレベルアップを図るもの、身体能力の向上を目的にする筋トレや走り込みといったものがあります。
競技会の時と同じように、実際に砲丸投げを行うのは基本的な練習方法です。
しかし、必ずしも同じ動作やフォームになっておらず、投げ方がその都度変わっていることもあります。
本番を想定してトレーニングをしておかないと、プレッシャーがかかった場面で実力を発揮するのが難しくなります。
テクニック面については、指導者がいる場合には指示を受けたり相談を持ちかけたりしながら進めていくとよいでしょう。
砲丸投げに限ったことではありませんが、第三者の視点から見ていると、本人は気付かないフォームの問題点について簡単に見抜けることがあります。
指導者がいない場合にも、他の選手に投げ方のチェックをしてもらうと、参考になる意見を聞けることがあります。
できれば砲丸投げの経験者や、陸上競技について詳しい人に確認してもらいたいところです。
2.第一に体作りです
重さに負けない身体能力を身に付けるためには、筋力が必要ですので、上達のために筋トレをすることになります。
ただし、特定の筋肉ばかりを鍛えても、全身のバランスが悪くなります。
体の各部位が上手に連携して一連の動作を生み出すことによって、大きな力が生まれることを忘れてはいけません。
全身のバランスを整え、砲丸の重さに負けない足腰を作るためには、トレーニングとして走ることも効果があります。
投てき競技と走りこみはミスマッチに感じられるかもしれませんが、体を強化するためには大切なことです。
力の強い人に向いている陸上競技というイメージがつきまとう砲丸投げですが、パワーだけで押し切ることができる種目ではありません。
シンプルな動きに見えても、実際には重心の移動を含めて高度なテクニックが求められます。
現代において競技者として記録を残すためには技術は不可欠な要素です。
一流の選手であっても、失投があることからも、求められるテクニックが高度であることが分かっていただけると思います。
3.砲丸投げ用のシューズがあります
専用のスローイングシューズがありますので、競技者はこうしたものを履くことになります。
通常のランニングシューズやスニーカーよりも記録が出やすいため、本格的に練習をするのなら揃えておいたほうがよいでしょう。
シューズはネット通販でも見つけることができますが、初めての場合には実際に試してから購入したほうがよいでしょう。
そのため、スポーツ用品店などに行くことになります。サイズだけで選んでしまうと思ったよりも動きづらいことがあります。
砲丸投げの初心者の方は、どうしても自分に合ったシューズを見つけるのに戸惑いがあると思います。
最初のうちは値段で選んでもよいでしょう。
消耗品ですので、練習をして使い込んでいけば、買い換えることになりますので、その時になって改めて選択してもよいのではないかと思います。
陸上部に所属しているのなら、アドバイスをくれる先輩の意見を聞いて選んでもよいでしょう。
ベストな選択ではないとしても、経験者の言葉なら耳を傾けてみる価値があります。
砲丸投げの初心者は特に、基本とは何かをよく理解して用品などを徐々に準備しながら、やはり体力増強が一番です。そうすれば必ず上達します。