初心者のための砲丸投げでありがちな腱鞘炎にならない方法について記述します。


1.練習とトレーニング

スポーツでも楽器でもやってはいけない練習があります。「技術練習と体力トレーニングを同時にやること」です。

技術練習は文字通り技術面でのスキルを上げるための練習です。体力トレーニングはいわゆる筋トレなどで体を鍛えることです。

これを同時に出来たら非常に効率的です。ですが人間の体はそんなに都合良く出来ていません。

技術面と体力面のトレーニングは別々にやるべきものなのです。


2.やってはいけない理由-過負荷

例えば野球のピッチャーが「もっと速い球を投げるために肩を鍛えたい」と言って砲丸投げ用の鉄の玉を持って、思い切り投げたらどうなるでしょうか。

肩を鍛えるどころかすぐに肩を壊してしまいます。

野球のフォームで砲丸を投げることは肩の筋肉にとっては負荷が大き過ぎるのです。

スティックを一振りする動作の中にも小さな筋肉から大きな筋肉まで様々な筋肉が関与しています。

重過ぎるスティックで練習すると小さな筋肉に無理な負荷がかかってそこを痛めてしまうのです。必ず腱鞘炎になります。


3.やってはいけない理由-集中力の欠如

技術を習得する時には非常に高い集中力が必要とされます。

ですから出来るだけ余計な負荷がかからない状態で練習することを心掛けなければなりません。




重たいスティックで技術練習をしたらどうなるでしょうか。

必要なテクニックを習得する前に腕が疲れてきてしまって、「腕がしんどい…」と意識が腕の疲労に向いてしまい結果として注意力が散漫な状態で練習することになり、満足な結果は得られなくなってしまいます。


3.やってはいけない理由-悪いクセ

50gのスティックをコントロールするためのフォームと500gのスティックをコントロールするためのフォームは全く異なります。

手首を鍛えようとして500gのスティックで日ごろ練習していたらそれ用のフォームが体に染みついてしまい、そのまま50gのスティックを使おうとすると違和感を感じて上手くコントロール出来ません。

技術練習はとにかく余計な負荷をかけずに行うことが大切ですので、出来るだけ本番と同じ状態でやるようにしましょう。


4.あれおかしなと思ったら?

肘痛が長く続いたり痛みが激しい時は、腱鞘炎であったりあるいは靱帯や筋肉が切れている場合があるため、必ず病院へ行くようにしましょう。

また身に覚えのない肘痛がある時、感染症やリウマチなどが、肘関節痛を引き起こしていることがあります。

痛み止めなどで放置せずに、専門医を受診して、原因をはっきりさせて下さい。

砲丸投げの初心者は特に、腱鞘炎にならないようにしながら練習して、パワー増強してください。そうすれば必ず上達します。